ミツバチはプロポリスをどうやって作るの?
ミツバチの巣からとれるプロポリスは、健康のために摂りたい栄養素がたくさん含まれています。このプロポリスは、どうやって作られているのでしょうか?意外に知らない、ミツバチのプロポリスの作り方をご紹介します。
ハチミツとは違うプロポリス
知らない方も多いと思いますが、プロポリスはハチミツやローヤルゼリーは、まったく違うものです。
プロポリスそのものを舐めても、甘くないどころかおいしくないと感じてしまうことも。天然のプロポリスはそのままの状態では食べられるものではありません。
プロポリスは巣を守る
プロポリスの「プロ」とは「守る」という意味。そして「ポリス」は「都市」という意味があります。つまりミツバチの都市である巣を守るのがプロポリスの正体です。ミツバチはプロポリスで巣の隙間を埋めて巣の防御力を高めます。
さらに、プロポリスには、巣に微生物やウィルスが進入するのを防ぎ、カビの繁殖からも守ります。内部の温度を一体に保つという役割もあるので巣の中は快適です。
ミツバチがプロポリスをつくる過程
プロポリスがどうして人間の体にいいのでしょうか?それは、その成分に秘密があります。
まずは材料
プロポリスの材料は、木々の新芽や蕾、樹皮などの樹脂からミツバチが集めてくる樹脂です。樹脂にはもともと、木自身を守るための成分が含まれています。
巣に集められたこれらの材料を、ミツバチの体内から出る蜜蝋(みつろう)と混ぜあわせたものが、プロポリスの正体です。
噛んでつないで
集められた樹脂、これをミツバチは噛みます。噛んで、噛んで、噛み続けることで、ミツバチの唾液から強力な酵素である蜜蝋が出て、樹脂と混ぜ合わせることができます。
こうすることで、ヤニ状の粘着力のある固形物のできあがり。この固形物がプロポリスです。できあがったプロポリスを、素の隙間に貼り付けてつないでいくことで、巣を守ることができます。
1回の採取で100〜300グラム
プロポリスは巣のあちらこちらに貼りつけてあるから、たくさん取れるんじゃないの?と思うかもしれませんが、実は一つの巣からほんのわずかしか採れません。
その量は、なんと1回の採取で200〜300グラム。ハチミツが1ヶ月に10~30キロ近く取れることを考えると、その少なさがわかります。
また、プロポリスの成分は人工では作り出すことができません。そのため、ミツバチがつくってくれる天然のものからしか採取できないという、非常に貴重なものなのです。
天然の抗生物質、プロポリス
このように、プロポリスは天然のものでできている、非常に効果が高く、安全性にも優れたものです。自然の防御力の源になる物質ですので、古代ローマの時代から人間が健康を維持するために使われてきました。
現代でもさまざまな研究結果が出ており、健康維持に効果があると報告されています。この優れた効果を持つプロポリスを毎日摂り続けることが、いつまでも元気に過ごす秘訣といえるでしょう。
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