暑さ対策とのバランスが肝心！夏のコロナ対策のポイント
世界を襲った新型コロナウィルスは、季節性インフルエンザと違って、夏になっても勢いは衰えないといわれています。夏バテや熱中症なども心配な夏に向けてのコロナ対策について、ポイントをご紹介します。
新型コロナウイルスって、まだ注意しないといけないの？
政府の緊急事態宣言をうけて私たち一人一人が自粛に取り組んだ結果、新型コロナウイルスの感染拡大はひとまず抑えられ、日常生活も回復にむけて少しずつ動き始めました。
しかし、今後も十分な注意をしなければいけない状況に変わりはありません。
新型コロナウイルスに対しては、いまだワクチンなどの有効な治療法が確立されたわけではなく、油断をすれば感染拡大の第2波がすぐに起こってくると予想されるからです。
また季節性インフルエンザと異なり、新型コロナウイルスは気温が上がっても勢いが衰えることはないといわれており、夏も引き続きマスクの着用や手洗いなどの対策をしっかり行うことが大切です。
夏のコロナ対策は、暑さ対策とのバランスが大事
夏といえばやはり気になるのは「暑さ」の問題。夏バテや熱中症などでも体調を崩しやすい時期なので、新型コロナウイルスの感染対策も、暑さ対策とのバランスが重要なポイントとなってきます。
マスクが暑い、蒸れる
マスクは、コロナウィルスを含んだ飛沫が飛び散るのを抑えることで、感染拡大を防ぐ重要なアイテムです。しかし、夏場に向けてとても心配なのが、暑さのなかでマスクをしたときのカラダへの影響。すでに気温の上昇とともに、マスクをすると「不快で集中力がなくなる」「頭がぼーっとする」「息苦しい」「口元の肌が荒れる、あせもができる」などといったお悩みが聞かれるようになっています。
こうしたお悩みを解消するには、まずはマスクが必要な状況かどうかを見極めて、できるだけこまめに外すことが一番ですが、仕事や外出先などでどうしても長時間外せないことも多いもの。そこで一つの手段として、マスクの素材を見直してみるのがおすすめです。吸湿性がよく肌あたりもやさしい綿や、サラッと軽く清涼感のあるリネンなど天然の素材を選べば、かなり改善されることも。
またさらに、何枚か予備のマスクを持ち歩いて、汗をかいたらすぐに取り替えるようにするとより快適です。
クーラーのために部屋を閉め切りがち
クーラーをかけた室内では、冷気を逃がさないように窓を閉め切ってしまいがちです。一般にエアコンは室外機があるため、外気を取り込んでいるように思われますが、じつは空気は入れ替わることなく循環しているだけ。これは言うまでもなく、ウイルスが空気中に蔓延して感染が広がりやすい状態です。
こうした状態を防ぐためには、やはり定期的に窓を開ける（30分あたり数分程度）などして、しっかりと空気の入れ換えを行うしかありません。暑さや湿気はどうしても入ってくるので冷房の効率は悪くなってしまいますが、今はやむを得ないことと心得て、感染拡大の防止につとめましょう。
暑さで食欲が出ない
暑さが続くとだんだん食欲が落ちてしまうと、必要な栄養が不足して夏バテを起こしやすくなるばかりでなく、免疫力が低下して新型コロナウイルス感染のリスクも高くなります。体調が悪くなってしまうと、さらに食欲が低下するという悪循環にもなりかねないので、早いうちから気をつけておきたいものです。
そうめんなど冷たい麺類は、のどごしも良く食べやすいのですが、それだけではビタミン・ミネラルやタンパク質などが不足しがち。旬の野菜や肉・卵といった具材をトッピングするなどして、幅広い栄養をとりいれるよう工夫しましょう。
戦うカラダをいたわって
新型コロナウイルスと暑さで、例年にもまして体調管理が重要になりそうなこの夏。どちらにも負けないためには、毎日戦ってくれているカラダをしっかりいたわることが大切です。室内の温度を適正に保ち、栄養をしっかりとり、生活のリズムを整えて、カラダに余計な負担をかけないようにして、免疫力を正常に保ちましょう。
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