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認知症の方への上手な対応方法は家族も守る

認知症の方への上手な対応方法

もし家族が認知症になってしまったら、どのような対応や心掛けが必要でしょうか。今回は認知症の方への対応の仕方や、それを支える家族のケアについてご紹介します。

認知症への対応は家族を悩ますもの

認知症は、進行具合によってさまざまな症状を引き起こします。家族にとっては症状の進行に困惑すると同時に、どのように対応すればよいか混乱してしまうでしょう。なかなかうまく対応できず、イライラからつい声を荒げてしまうことも。

こうした背景から、認知症を発症した本人だけでなく、家族にとっても上手な対応の仕方を知っておくことが大切です。

上手な認知症対応とは

上手な対応には、どのようなものがあるのでしょうか。いくつかのポイントをあげて見ていきましょう。

穏やかに落ち着いた対応を

認知症の対応で難しいのは、今までできてきたことが段々とできなくなってしまう点にあります。ケアする側からすれば、昨日はできたのにどうして?といった感情に捉われてしまいます。

大切なのは、まず穏やかに落ち着いた対応をすること。感情で対応すると混乱してしまうので、「これは認知症の症状だ」と一呼吸置くことで、冷静な対応をすることができます。

不安を減らし良い感情をあたえる

認知症の代表的な症状であるもの忘れ。これは本人の立場に立ってみると、思い出すべき記憶がない状態なので、「はじめからなかったこと」と言えます。もしそこで、「どうして思い出せないの?」と聞かれても、本人は困惑し、不安を募らせることになるでしょう。

こうした不安な感情は本人の中にしっかりと残ってしまい、ケアする側との間にしこりが生じてしまいます。ケアする側は相手に対して良い感情をあたえることを心掛け、不安を減らす対応をすることが大切です。

気持ちに寄り添う

認知症には、ひとつのことに執着してしまうという症状があります。周りのものが目に入らなくなる場合や、財布や服を盗られたといった「もの盗られ妄想」などが起こることもあります。

こういった場面で大切なのは、相手の気持ちに寄り添うこと。はじめから否定するのではなく、一度本人の話を聞いてあげる。その場合、作り話などを用いても大丈夫です。

「お財布を盗られた」
「お財布は、さっき私が金庫にしまっておいたから大丈夫だよ」

「家に帰らないといけない」
「今日はもう日が暮れてあぶないから、明日の朝帰りましょう」

このように、相手の気持ちに寄り添いつつ、うまく話を持っていくことで、本人の気持ちを落ち着かせてあげましょう。これは、ケアする側のストレスを緩和するうえでも効果的です。

家族のケア

認知症はその本人だけでなく、家族などケアする側にとっても辛いものです。特に家族にとっては、自分の身近な人が段々と症状が進行していく姿に、動揺や混乱を覚えてしまいます。ケアする家族はどんな点に気を付ければよいのでしょうか。

一人で抱え込まない

認知症への対応は、その症状の特徴から、長期間に渡ることが考えられます。ケアする家族は次第に疲労やストレスが蓄積し、大きな負担を抱え込んでしまいがちです。それが原因となって、体調を崩すことも考えられます。

まず大切なのは、一人で抱え込まないこと。介護保険などの行政サービスを利用して、ケアする側の負担を軽くするようにしていきましょう。

できることはしてもらう

認知症を発症したからといって、何もできなくなる訳ではありません。症状の進行に合わせて、できること・できないことを見極め、できる限り自分で取り組むようにしてあげましょう。

これは家族の負担を減らすだけでなく、症状の進行を遅らせることや、尊厳を守ってあげることにも繋がります。

上手な対応が認知症本人だけでなく家族も守る

認知症は症状の進行具合に差はありますが、完全な回復が難しいとされています。上手な対応の仕方を覚えることは、本人はもちろんケアする家族にとっても大切なことです。

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