夏風邪と冬の風邪の症状の違い
夏風邪の症状は、冬の風邪と同じではありません。症状が異なる理由は、風邪を引き起こすウイルスが、夏と冬では違うからです。夏風邪に上手く対処するには、その症状や特徴などを知っておく必要があります。
夏風邪と冬風邪、それぞれの症状の違い
冬の風邪といえば、どういう症状が思い浮かぶでしょうか?主な症状は喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまり、発熱などです。もし、これら以外に38度以上の高熱や食欲不振、関節痛もある場合は、インフルエンザが疑われます。
では、夏風邪はどういう症状を起こすのでしょうか? 次のものが挙げられます。
- 喉の痛み
- 咳
- 発熱
- 下痢
- 腹痛
夏風邪の特徴は腹部の症状
夏と冬の風邪の症状を比較すると、夏風邪には下痢や腹痛などの腹部に関する症状があるのがわかります。夏風邪の原因になるウイルスは、腸内で繁殖しやすいという特徴があるのです。
これが腹部の不調の原因になり、さらに排出するのに時間がかかる、つまり夏風邪を長引かせることにもつながっています。
その一方で、冬の風邪に多い鼻づまりや鼻水は、夏風邪ではあまり見られません。
特徴的な症状から知る夏風邪の原因
夏風邪の原因になるのは、エンテロウイルスやアデノウイルス、コクサッキーウイルスといった夏場の気候を好むウイルスです。これらが引き起こす病気は子供たちの間で流行しやすく、大人にも感染することがあります。
症状:口の中の小水疱
これは、急性のウイルス性咽頭炎である「ヘルパンギーナ」の特徴。ヘルパンギーナは乳幼児に感染しやすく、喉の痛みや高熱などの症状も伴います。
症状:水疱性の発疹
手足や口にできる水疱性の発疹といえば「手足口病」。5歳以下の子供に感染が多い、ウイルス性の感染症です。高熱は出ません。発症してから数日中に治るケースがほとんどです。
症状:喉の痛みに高熱、結膜炎
疑われるのは「咽頭結膜熱」。感染力が非常に強く、プールの水で感染することが多いため、「プール熱」とも呼ばれています。症状が消えた後も2、3日は学校や職場を休んだほうが良いとされています。
夏風邪の対策
夏風邪を予防するにはどうすればよいのでしょうか? 基本は2つです。
ウイルスを取り込まない
「人ごみを避ける」「帰宅した後に手洗いとうがいをする」といった、冬の風邪のための対策は夏風邪でも有効です。そして、夏風邪対策に役立てたいのが目薬。夏風邪のウイルスには、目から感染するものもあります。
同居する人が夏風邪をひいている場合は、タオルや食器などの共用は避けるようにしましょう。
ウイルスを発症させない
睡眠不足に食欲不振、夏バテなど。高温多湿の夏場は体調を崩しがちです。すると、免疫力と体力が下がって、夏風邪をひきやすくなってしまいます。
そのためにも、まず大切なのは体を健康に保つこと。ビタミンやミネラルなどの栄養をバランスよく摂取し、十分な睡眠を取るようにしましょう。
夏風邪対策に良いのが、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品。栄養価が高く、食品に含まれる酵素が消化と吸収を助けてくれます。
十分な栄養補給で夏風邪を防ぐ
夏風邪は、原因によるウイルスによって症状が違うので、対処もさまざま。夏風邪にかかる前に、日頃から免疫力と体力を保ち、予防することを心がけましょう。しかし、蒸し暑い夏に高いレベルで維持するのは難しいかもしれません。
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