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「運ぶ・守る・保つ」血液の3つの役割とは?

運ぶ・守る・保つ」血液の3つの役割とは?

私たちのカラダのすみずみまで巡っている血液には、「運ぶ・守る・保つ」という3つの役割があります。生命の維持にかかせない血液のはたらきと、カラダの健康との関わりについてご紹介します。

意外と知らない?血液の役割

意外と知らない?血液の役割

皮膚はもちろん内臓や筋肉など、私たちのカラダのあらゆる組織には、すみずみまで血管が張りめぐらされ、その中を「血液」が流れています。血液が体重に占める割合はおよそ8パーセント。つまり体重50kgの人なら約4Lにもなる計算です。
私たちが生きていくためにはこの血液がつねに休みなく流れ続けることが必要不可欠ですが、でもそれがどうしてなのか、また血液がどのような役割を持っているのかということについては、意外と知られていないかもしれません。

血液には3つの役割がある

血液の役割は「運ぶ・守る・保つ」の3つ。いずれも、カラダの中をくまなく巡っている血液だからこそ果たせる大切な役割です。

血液の役割その1「運ぶ」

血液の役割その1「運ぶ」

血液はカラダ中の細胞へ必要な栄養や酸素を届けたり、反対に不要となった排出物や有害物質、二酸化炭素を受けとって運び去ったりしています。
もしもこの「運ぶ」という役割が、何らかの原因によって正しく果たされなくなれば、カラダは栄養不足になり、不要物が溜まって病気になってしまうでしょう。また酸素と二酸化炭素の入れ替えができなくなり、酸欠状態に陥ってしまうかもしれません。

血液の役割その2「守る」

血液の役割その2「守る」

私たちのカラダが、自らを守るために備えている機能を「免疫」といいます。その免疫機能を司るのが、血液の中に含まれる白血球。白血球は、細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入すると、血液の流れに乗って集まり、その異物を取り除くはたらきを持っています。このはたらきによって、私たちのカラダは感染症やがんなどの病気から守られているのです。

血液の役割その1「保つ」

血液の役割その1「保つ」

体温やホルモンなどのバランスを一定に保つのも、血液の大切な役割。人間のカラダは生命を維持するために「熱」を必要としますが、その熱は筋肉や肝臓などで作られ、血液を通して全身に広がり、常に一定に保たれています。またホルモンも、内分泌腺から血液中に分泌されて必要な期間へと届けられることで、体内のさまざまな機能を正常に保っています。

血液がしっかり役割を果たせるように

血液がしっかり役割を果たせるように

カラダ中をすみずみまで巡る血液が、その役割をしっかりと果たせるようにするためには、流れを滞りなく整えておくことが大切です。
といってもなにか特別むずかしい処置が必要なわけではありません。バランスの良い食事と十分な睡眠、ほどよい運動など、ちょっとした日常生活の心がけが、血液の健やかな流れを保つヒケツなのです。