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「加齢=老化」ではない?抗酸化機能を補っていつまでも若々しく

「加齢=老化」ではない?抗酸化機能を補っていつまでも若々しく

同年齢でも若く見える人もいれば、逆に老けて見える人もいるのはどうしてなのでしょう?そのヒントは「抗酸化機能」にあるようです。そこで今回は、エイジングケア(※)と抗酸化機能の関係についてのお話です。
※エイジングケアとは年齢に応じたケアのことです。

「年をとる=老ける」は間違い?

よく「年をとったから老けているのは仕方ない」と言ったりします。実際、加齢とともに見た目やカラダの機能が少しずつ衰えて、やがて老化していくのは、誰しも同じことです。
でも、ここでちょっと疑問に思うことはありませんか?
同じ年齢なのに、いつまでも元気で若々しく見える人と、疲れて老けて見えてしまう人がいますが、これはどうしてなのでしょうか。

じつは「年をとること」と「老けること」は、無関係ではありませんが、まったく同じことというわけではないのです。
「老化」とは、「活性酸素」によってカラダの細胞が傷ついてしまうことを言います。活性酸素は免疫機能において重要な役割を果たしている物質ですが、増えすぎるとカラダの細胞を酸化させてしまいます。酸化は鉄でいえば「サビ」のようなもの。こうして傷ついた細胞が増えていくと、「老化」としてあらわれるのです。

活性酸素の増えすぎを抑える「抗酸化機能」

活性酸素の増えすぎを抑える「抗酸化機能」

そんな活性酸素の増えすぎを抑えるために、私たちのカラダは「抗酸化機能」を持っています。ただ、この「抗酸化機能」は20歳代をピークに年齢とともに衰えていってしまいます。衰え自体は誰にもいずれ訪れることですが、ここで重要なのが、じつはこの抗酸化機能、生活習慣を見直すなどすることで、ある程度そのはたらきを補うことができるという点です。
つまり、いかに抗酸化機能を補うかによって、同じ年齢でも老化の進み方に違いが出てくるということ。こうしたことから、近ごろではエイジングケアの観点から、抗酸化機能に注目が集まっています。

抗酸化機能を意識したエイジングケア

エイジングケアは、いつまでも若々しく元気であるために、年齢に応じて正しいケアをすること。ここからは、そんなエイジングケアに役立つ、抗酸化機能を補うためのポイントについてご紹介します。

抗酸化機能を助ける栄養を摂る

抗酸化機能を助ける栄養を摂る

ビタミンA・C・E、ポリフェノール、カロテノイドといった栄養素には、活性酸素が細胞を酸化するのを防ぐはたらきがあります。これらの栄養素をしっかり摂るために、野菜を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。

タバコ、アルコールを控える

タバコ、アルコールを控える

タバコは活性酸素を増やす大きな要因の1つとされるだけでなく、抗酸化機能を助けるビタミンCを壊してしまうため、エイジングケアのためには辞めることが推奨されています。またアルコールも適量を守って飲み過ぎないことが大切です。

ぐっすり眠って、ストレスを溜めない

ぐっすり眠って、ストレスを溜めない

何かと忙しい現代人は、つねに睡眠不足やストレスに悩まされがち。でも放っておけば、やはり活性酸素を大幅に増加させてしまいます。たとえば寝る前の1~2時間はスマホやPCを使わないなど、少しでも脳とカラダを休ませるよう工夫しましょう。

適度に運動をする

適度に運動をする

カラダを動かすこともエイジングケアに役立ちます。ただし、息が上がってしまうような激しい運動は、大量の活性酸素を発生させるので逆効果。軽いウォーキングなどのような、あくまでも適度な運動を日常的に行うのが良いようです。

できることから今すぐ始めよう

できることから今すぐ始めよう

活性酸素は私たちが生きている限り、絶えず発生し続けているものです。増えすぎを抑えてずっとハツラツとした毎日を送るために、抗酸化機能を補う生活習慣を、できることから今すぐ始めてみませんか?